2024/10/11 11:22
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岐阜市も朝晩の気温が20度を切り、秋を肌で感じる陽気となってきました。
酷暑の中では日本酒は重たいイメージがあり、手を伸ばすことが少なかったですが、気温も落ち着いてくるこの頃だと
少しずつビールからお酒へシフトしてくる印象を感じます。
本日ご紹介するのは、「ひやおろし」
厳寒期に搾ったお酒を、ひと夏寝かせた「ひやおろし」は、新酒しぼりたてと比較して「角が取れたような円やかな味わい」となります。
10月、この時期に合わせるなら脂の乗り始めた秋刀魚と。
その中でも特に相性が良いのはやはり「塩焼き」です。
薬味は、日本酒と相性の良い、塩や大根おろし+醤油あたりがお薦めです。
ちなみに、秋刀魚の塩焼きを作るときは、以下のサイトを参考にしています。
よければ作ってみてください!
そして、そんな秋の味覚にぜひ合わせてほしいお酒の銘柄を2種類ご紹介します。
①白真弓(蒲酒造場 飛騨古川町)
ー 秋純米 白真弓 ー
北アルプスから湧き出る伏流水と飛騨の味を伝える地元産「ひだほまれ」を使用し醸しあげた秋限定酒です。
複雑な味わい(甘・辛・酸・苦・渋)が調和した「ひだほまれ」の特徴をしっかりと感じられるどっしりとした落ち着きのある味。
燗にすると、味に深みが出すこのお酒は、秋刀魚に限らず食中酒として相性が良いです。
②鯨波(恵那醸造 中津川市福岡)
ー 鯨波 純米ひやおろし ー
ニツ森山から湧き出る伏流水は硬度4と岐阜県の中でも特に柔らかい超軟水を使用しお酒造りを行っている蔵元です。
鯨波が最も得意とするのは「ひだほまれ」を60%で精米する純米酒。
ひと夏を過ごし、熟成感の中に米の旨みを感じる優しさ、飲み疲れないバランスが整ったお酒だと印象を受けます。
燗にすると和食を中心に別格なペアリングの良さを表現します。
虫の音響く秋の夜長、仕事終わりの一杯に、また家族団らん食事の間に、星空を見上げながら一杯。
秋が一番おいしい旬な食材と、秋にしか飲めない限定酒とともにのんびりと羽を伸ばすのもよいかもしれませんね。